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カプロニ・カンピニ N.1 : ミニ英和和英辞書
カプロニ・カンピニ N.1[かぷろにかんぴにえぬ1]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


カプロニ・カンピニ N.1 : ウィキペディア日本語版
カプロニ・カンピニ N.1[かぷろにかんぴにえぬ1]

カプロニ・カンピニ N.1(Caproni Campini N.1)とは1940年に初飛行したモータージェット推進のイタリア航空機である。
CC.2と呼ばれることもあるが、正式名称ではない。
== 概要 ==
1931年、イタリアの技術者セコンド・カンピニはジェット推進機の有効性についてイタリア航空省に独自のレポートを提出した。翌1932年、カンピニはジェット推進で動くボートを製作し、ヴェネツィアでデモンストレーションを行った。これらの末、1934年に航空省は理論を実現するためのジェット航空機の開発をカンピニに許可したのであった。
カンピニが設計したジェットエンジンは現在広く見られるものとは異なり、今でいうモータージェットであった。すなわち、本機(カプロニ・カンピニ N.1)は3段の空気圧縮機を備えていたものの、その圧縮機を駆動する900hpレシプロエンジン(イソッタ・フラスキーニ製 液冷V型12気筒)も搭載していた。ジェット排気は、まずレシプロエンジン駆動された圧縮機によって機体前部から吸入・圧縮された空気を機体後部に導き、そこでガソリンと共に燃焼することによって得るという機構であった。カンピニはこの構造のエンジンをサーモジェット(thermojet)と呼んだ。なおこの用語は、今日では特殊なタイプのパルスジェットエンジンを指すことが多い。
なお、N.1は、機体後部で燃料の燃焼を行わなくても飛行することができた。実は得られた推力の大半がレシプロエンジンで駆動される圧縮機により生み出されていたためである。同様の事実は実際に製作された他のモータージェット(例えばツ11)にもいえた。これらから、カンピニが設計したものはジェットエンジンとは言えず、むしろ胴体内にプロペラを備えたダクテッドファンエンジンという方が本質を言い表していたのかもしれない。
N.1はターボジェットエンジンが普及する以前にジェット機のテストモデルとなることを期待されたが、結局、有用な結果を残すことはできなかった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「カプロニ・カンピニ N.1」の詳細全文を読む




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